こんにちは、杏です!
2019年5月、唯一見ているドラマは「わたし、定時で帰ります。」
このドラマとっても好きです♡
私も吉高ちゃんみたいに働きたい!
一方、最近読んだこちらの本で、果たして私は吉高ちゃんになれるのか、冷静に考えてみました。
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結論から言うと、いまの日本ではなかなか難しいのでは?と思っています。
Contents
5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人
こちらは、私のビジネスの先輩が勧めて下さった本です📖
タイトルからしてうなずける。
私の会社では「日中は電話や会議で時間が取れないから、個人でやる資料作成などは17時以降か家でやる」という暗黙の了解があるように思います。
日本とドイツの生産性
ドイツの年平均労働時間は1371時間、日本は1719時間。
なのに労働者1人あたりの生産性はドイツの方が46%高いそうです。
さらに、ドイツの年次有給休暇は最低24日、日本は10日。
しかもドイツは実際には30日の有休を認めている企業がほとんどで、これに土日祝日を合わせると年間約150日、1年の41%は休んでいるそうです。
他にも色々と数字で示すデータが載っていましたが、総じて日本は働きすぎの割に生産性は高くない、ということでした。
ワーキングタイム・アカウント
ドイツにはワーキングタイム・アカウント、つまり労働時間の貯蓄口座があるらしいのです。
これは労働者の6割に普及していて、残業時間を貯めておいて、有給休暇に振り替えられるもの。
この口座がプラスである限り、好きな時間に出社して好きな時間に退社できるそう。
なんで日本人にはできないの!?
なぜドイツにはできて日本にはできないのでしょーか😭
それには3つの理由があります。
- 法律による規制
- 日本人の国民性
- 周りに合わせる風潮
ちょっと小難しいかもしれませんが、説明していきます。
法律による規制
まずドイツでは、『残業は1日10時間まで&6ヶ月の平均労働時間は1日8時間以下』と法律で規制されています。



このようなルールがあることで、ドイツの大半の企業では18時には管理職以外の社員は退社するそうです。
日本人の国民性
これは個人的には日本のいいところだと思うのですが、日本では「お客様は神様」みたいな風潮がありますよね。お・も・て・な・しをオリンピック誘致に使ったことにも現れていると思います。
海外旅行をしても、「あーやっぱり清潔さやサービスは日本が一番だな!」と思うことはないでしょうか。
日本は圧倒的なお客様優位ですが、ドイツは自分中心主義。
またドイツはむやみにへりくだらないので、費用対効果が悪かったり所定労働時間を超える場合は、上司と部下、元請けと下請けの関係であっても仕事を断ることもあるそうです。





周りに合わせる風潮
ドイツ人の考え方はもっともだと思いますが、法規制や周りの理解もないまま休暇を取ったり早めに帰るのは現実的に難しいのではないでしょうか。
「わたし、定時で帰ります。」では、シシドカフカさん演じる三谷という女性が一昔前の女性代表みたいな役を演じていて、いつも定時で帰る吉高ちゃんに「他のメンバーが残業してるのに帰るんですか?」と言ったり、新人さんに「新人なんだから後で苦労しないようにもっと頑張れよ」的なことを言います。
これ、分からなくもないんですよね・・・。
上司や後輩が残業してるのに自分だけそそくさ帰るのは気が引けるし、若いうちは先輩の仕事を手伝うべきみたいな考えも分かります。私もそう言われてたし。
近い関係で1人でもそういう考えの人がいると、組織で働く以上、自分の希望だけを通すのはなかなか難しいと思います。




わたし、定時で帰れます?
残業問題が法律の根本から変わるには100年くらいかかる気がするし、そもそも変わるのか?と思います。
私たち自身がお客様第一の国で暮らしているから、相手にも多少それを求めてしまいますよね。
だから今の環境で私が少しでも残業をしないためには、個人の能力を上げて(これはもちろんドイツ人も意識していると思いますが)、周りとの調和を気持~ち越えながらやるしかないのかな、と…。
多少割り切らないと出来ないし、周りを気にしすぎても出来ないし、最低限自分の仕事は終えないと出来ない🙄
そのためにはやっぱり、ひとりの人間として自立することが必要なんだなと改めて思いました。
最後に声を大にして言いたいのは、適度に休ませてモチベーション上げた方が私達働くよってことです。経営者のみなさーん!
今日も読んで頂きありがとうございました✨
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