怒りの感情をコントロールする方法

今日は怒りという感情について書いてみたいと思います。

怒りっていう映画ありましたよね…衝撃的だったな。
吉田修一さんの小説が映画化されたものなんですが、怒りという喜怒哀楽の中の最もエネルギーが強いものを切り取って、感情の怖さを描いていたような気がします。
広瀬すずちゃんの演技が衝撃的だったので、救いはないですが←、暗い作品が大丈夫な方は見てみてください。

私はと言えば、最近仕事で怒ってしまいました💦
予定していたスケジュールが変更が重なりまくり、そのうち1つは時間が過ぎても何も言ってこずドタキャン、悪びれないという…。
数名のミーティングなので日程を合わせて再設定するのも面倒で、「ヴアァ!」と思ってしまいました😅

あなたもイライラすることはありますか?
ちょうどアンガーマネジメントについて学ぶ機会があったので、気付きをシェアしますね^^

 

怒りのメカニズム

怒りとは何か?

怒りとはズバリ、本能です。

狩猟時代、私達ヒトは目の前に天敵が現れた時、「逃げる」か「攻撃する」しか選択肢がありませんでした。

逃げられない時は攻撃するしかない。
「やばい、攻撃された!」と思った私達の脳は、体にアドレナリンを出すよう指示します。
だから怒りと言うのは湧き上がって当然の感情で、怒りっぽい人は、防衛本能が強いということなんです。

問題となる4つの怒り

怒りは誰にでも訪れるもの。ただし、危険な4つの怒りがあります。それは

  • 強度が強いもの
  • 持続性があるもの
  • 頻度が高いもの
  • 攻撃性があるもの

 

はな
思わずカッとなってしまうこと、誰しもありますよね…。

 

やらない方がいいこと

怒りを覚えた時、やらない方がいいことがひとつだけあります。
それは、反射。

残念ながら、反射的に何かを言って、良い事はひとつもないのです😢

ここで有効なのが、6秒ルール!

カッとなっても、とりあえず6秒待ってみると、人は理性的になれると言われています。
怒りの感情は悪い事じゃないんだけどエネルギーが強くて、一度その感情にハンドルを取られると、落ち着かせるのが大変なんですよね。

私も突発的にイラッとすること、あります。むしろイラッとしやすいタイプ。
そんな時は、「6秒!」と頭の中で唱えています。
愛沢えみりちゃんも、ムカつくことがあっても心の中に留めて、態度や表情には出さないって言ってました。
(こちらのYouTubeです。私の好きな動画のひとつ^^)

さらに応用テクニックとしては、怒りに1~10の点数をつけるのも良いそう。
最初に言ったように怒りは防衛本能。10の怒りというのは、殺らなければ殺られるくらいのシチュエーションです🦁
そう考えると、日常のイラッはそこまでレベル高くなさそうですよね。笑
これは突発的な怒りというより、落ち着いて考えられる時や、思い出してイライラしてきた時なんかに使えそうですね。

怒りを抑えるコツ

怒りは二次感情

怒りとは二次感情、海に浮かぶ氷山の一角つまり海面上に見えている部分です。では、突然ですがここでワーク!
水面下には怒りを生み出した感情が隠れています。それはどんな感情でしょうか?

水面下に隠れているのは

  • 不安
  • 寂しさ
  • 承認欲求
  • 悔しい
  • 悲しい

というような感情。
私も最近彼に感じた怒りを思い返してみるとまさに!
「会えなくて寂しい」「楽しみにしていた予定がキャンセルになって悲しい」「上手くコミュニケーションが取れなくてもどかしい」そんな気持ちが湧いてきました。

その気持ちが昇華できずに、怒りとなって表れるんですよね。

怒っている人と接するときは、「この人の怒りの裏には何が隠れているんだろう?」と考えてみると見え方が変わってくるかも。

あなたは何に怒っている?

では、またここでワーク!
私達が怒る時、何に怒っていると思いますか?

 

 

 

 

目の前の〇〇さん?
今起きた嫌な出来事?

 

 

 

 

違うんです。
私達が怒っているのは、「べき」という言葉。

親ならこうするべき、部下はこうするべき、夫はこうするべき、彼は私にこうするべき、自分はもっとこう出来るべきだった。
自分の中の「べき」が裏切られると、怒りと落胆を感じます。
そんな時は、自分は完璧な人間じゃないんだから、出来なくても当たり前と考えてみて下さい。
そうだとしたら、相手も完璧じゃないし、というか完璧な人間なんていないですよね。

完璧じゃない=「べき」が裏切られると怒りを感じるけど、実は人は完璧じゃない部分に惹かれるもの。あなたの好きなあの人だって、完璧ではなくないですか?
アイドルも、コンプレックスがある子を応援したくなりますよね。
コンプレックスを補おうと努力したり、苦手な部分は誰かに助けてもらおうとすることで人間関係は動くもの。

許せる三重丸

最後に、私自身とても説得力のあった怒りの構造をもうひとつお伝えしたいと思います。

人には、許せるゾーンの三重丸があります。それは、

①許せるゾーン
②まあ許せるゾーン
③許せないゾーン

例えば休日の朝10時の待ち合わせで、相手が10時10分に来たとします。
「全然いいよ~」って言う人もいれば、ちょっとイラッとするけど口には出さない人もいれば、怒って帰ってしまう人もいます。
このゾーンが①と③の人が待ち合わせすると…人間関係が壊れてしまいかねません。

さらに注意すべきなのが!この三重丸は日々動いていて、機嫌や相手との関係性によって変わってしまうことです。

はな
たしかに!もともと予定が狂いまくってイライラしている時にドタキャンくらうと、怒ってしまうかも。逆に超ご機嫌な時に多少遅刻されても許せちゃう…。

重要なのは、②までのまあ許せるゾーンを広げること…
ではなく、自分のゾーンをぶらさないことです。
Aさんに対しては怒るけどBさんに対しては怒らないとか、昨日は許してたことを今日はブチ切れ、みたいなことをしていると他人から信用してもらえなくなるし、お仕事で言えばパワハラになってしまいます。

 

さいごに

アンガーマネジメントはずっと気になっていましたが、先日こちらの本を読んだり、学ぶ機会があったことをきっかけに理解が深まりました。

 

 

感情についても、知っているのと知らないのでは心構えが違います。
すぐに自分を変えることは難しいけど、この記事の内容をひとつでも実践していただくと、少しずつ変わってくるかと思います^^

何かを学ぶというと、教科書に載っている知識をイメージしますが、感情のコントロールも学べばできるようになります🙌

より深い内容が知りたい方や、感情のコントロールが出来なくて悩んでいる方は、ぜひメルマガに登録してみてくださいね。
それでは、また♡

 

 

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私は今、女性向けに心理学や脳科学をベースにした「感情の取り扱い方」をお伝えするお仕事をしています。

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